2019年の小学4年生の栗原心愛(みあ)ちゃんが亡くなった
虐待事件を踏まえて野田市は再発防止に新しく子ども家庭総合支援課を作っていたようです。
子ども家庭総合支援課がどういったものか?
児童虐待以外にも兄弟げんかにも対応していた?
調べてみました。
子ども家庭総合支援課とは?
子ども家庭総合支援課は
野田市の『子どもを守り通す組織』として
2019年10月に発足した部署です。
場所は野田市役所の7階にあります。
ここでは
仕事の概要
1、子ども家庭総合支援拠点の業務に関すること。
2、児童虐待防止に関すること。
3、家庭児童相談に関すること。
4、児童福祉法による措置に関すること。
5、ドメスティック・バイオレンスに関すること。
6、配偶者暴力相談支援センター業務に関すること。
7、緊急一時保護施設の管理運営に関すること。
8、要保護児童対策地域協議会に関すること。
9、ドメスティック・バイオレンス対策連絡協議会に関すること。
出典:野田市役所HP
この9つの対応をしているようです。
以前は児童虐待の対応は、
「児童家庭課児童相談係」で担当は6人のみでしたが、
現在は「子ども家庭総合支援課」は26人体制で対応しているようです。
だいぶ人数が増えましたね。
ちなみに平成27年の
野田市の幼年人口(0−14歳)は19075人。
一人当たりの対応人数を換算にすると
「733人」
人数を20人増やしてもまだまだ足りなそうな印象ですよね。
ともあれ、人数が増えていることはいいことですね!
兄弟げんかも対応する??
今回児童虐待の対応を積極的に行なった結果、
「児童虐待に関する通告」が
18年4−12月に142件から、
19年4−12月に345件に増えたそうです。
しかも
虐待を受けている「要保護」や、受ける恐れのある「要支援」と市が認め、援助対象とする子どもの数は19年2月1日の166人に対し、今年2月1日は450人超と、こちらも2倍超に増えた。
出典:千葉日報
事件があったにも関わらず人数が増えているのは、正直信じられませんでした。
この結果を見ると、事件が抑止につながるわけではないみたいですね。
悲しいことです。
ただし、人員の増加で大きな問題になる前に防げることもあったのかな?と思います。
ただ、子供の泣き声での問題だと虐待関係ないこともあるようで、
子ども家庭総合支援課の須田光浩課長は「聞こえてきた泣き声や怒鳴り声が、実際は兄弟げんかだったとしても、重篤な事案を見過ごさないために情報提供を呼び掛けている」と話している。
出典:千葉日報
こう言うケースもあったんでしょうね。
どこまでが問題になるのか難しそうですが、
心愛ちゃんのような悲しい事件がなくなってくれればいいですね。